ETF実現価格
ETF保有BTCの平均コストベース
| 項目 | 値 |
|---|---|
| カテゴリ | ETF分析 |
| 単位 | USD |
| 解像度 | 1d |
| 資産 | BTC |
| プラン | Basic |
| APIエンドポイント | GET /v1/etf/aggregate |
| フィールド | etf_realized_price |
概要
ETF実現価格は、現在ETFに保有されているすべてのBitcoinが取得された平均価格を表します。これはETFフローを通じて投資された累積USD総額を、現在ETFが保有する総BTCで割るコストベース指標です。これは概念的にはオンチェーンの「Realized Price」指標(すべてのUTXO保有者の平均取得価格を追跡)と同一ですが、ETF投資家コホートに特化して適用されます。
現物BTC価格がETF実現価格を上回る場合、ETF投資家は全体として利益の状態にあります。現物価格がETF実現価格を下回る場合、ETF投資家は集合的に含み損を抱えています。これは歴史的に、損失回避的な機関投資家がポジションからの退出を求めうるため償還圧力を高める状況です。
この指標は、新規フローが発生し分母(総保有量)が変化するにつれて毎日更新されます。高値での大規模流入は実現価格を押し上げ、安値での大規模流入は押し下げます。任意の価格での流出は保有量を減らしますが、分子(累積マネーフロー)を直接変えないため、実現価格がシフトすることがあります。
計算式
ここで:
- は全ETF全体での現在の集計BTC保有量
結果はBTCあたりのUSDです。ゼロ除算(保有量なし)はNULLを返します。
解釈
- BTC価格 > ETF実現価格: ETF投資家は全体として利益の状態です。これは償還圧力を低減し、追加流入を促す可能性があります。乖離が大きいほど、ETF保有者はより「安心」しています。
- BTC価格 < ETF実現価格: ETF投資家は全体として損失の状態です。これは重要な水準です。機関投資家のマンデートやリスク管理ルールが強制売却を引き起こし、下落圧力を増幅させる可能性があります。
- サポート/レジスタンスとしてのETF実現価格: 実現価格はしばしば心理的かつメカニカルなサポート水準として機能します。投資家はコストベース付近でポジションを追加し、回復局面では損益分岐点付近で売却する傾向があるためです。
- 実現価格の上昇: 現在の平均を上回る価格で新規資本が流入していることを示します。投資家がより高い水準で買う意欲があることを意味し、強気です。
- 実現価格の下落: 純流出、または現在の平均を下回る価格での新規流入を示します。投資家が退出しているか、ディスカウントでのみ買っています。
ユースケース
- 収益性分析: ETF実現価格を現物BTC価格と比較し、ETFコホートが利益か損失かを判断する。これは償還リスクを予測するための重要なインプットです。
- サポート/レジスタンスの特定: ETF実現価格は調整局面で動的なサポート水準として機能します。機関投資家のコストベースが買い意欲を引き寄せる傾向があるためです。
- 市場構造のインサイト: ETF実現価格をオンチェーンのRealized Priceと比較し、機関投資家が平均的なオンチェーン保有者より良い価格で買ったか悪い価格で買ったかを把握する。
- サイクルタイミング: 調整後に現物価格がETF実現価格を上抜けると、機関投資家保有者が利益に戻りつつあることを示し、しばしば強気の転換点となります。
APIの利用
curl -H "Authorization: Bearer YOUR_API_KEY" \
"https://api.blocklens.co/v1/etf/aggregate?start_date=2024-01-01&end_date=2024-12-31&limit=365"
関連指標
- ETF累積資金フロー — ETFへ投資された累積USD
- ETF内BTC総量 — 全ETFが保有するBTCの合計
- ETF総AUM — 全BTC ETFのAUM合計